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4.3.5STEM BOX LINE
線図で、BOX幅の指定があれば、その寸法を使用する。特に指定がなければ図面上で計測し、1/20又は、1/10正面に作画して値を読み取る。この形状は、最終的に丸め処理に影響するため、出来る限り正確に求める。
フェリング作業の中では、最も手の掛かる部分であり、とくに、バルバスのある船型では、L.W.L(満載喫水線)付近のSTEM形状が急激に変化しているので、複雑な曲面の創成になる。この急激な変化を少しでも和らげるためは、この付近のBOXの形状を十分検討し、可能な限り滑らかに仕上げる。ただし、この段階では、面の整合性の良し悪しは判断できないので、フェアリングの途中、再調整する事も考えられる。船底部のSTEM端点は、KEEL SIDE LINEの首端点と同一にする。

016-1.gif

 

 

 

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